ヨモギは昔から健康や美容に良いとされ、万能薬として使われてきました。近年でも、さまざまな研究によってヨモギの葉の健康効果が解明されています。そこで、ヨモギについて、栄養素や効能について解説していきます。
目次
ヨモギについて
ヨモギはキク科のヨモギ属に分類される多年草植物で、日当たりの良い道端などに集団を作って生えています。
ヨモギの名前の由来は、さまざまな説があるのですが、ヨモギの「よ」は「ますます」を意味する「いや、いよ(弥)」の意味。「も」は「燃える」もしくは「萌える」の意味。「ぎ」は茎のある立ち草の意味。つまりよく萌える(燃える)草などと言われています。
ヨモギは元々は中央アジアが原産と考えられていますが、日本でも至る所にヨモギが見られます。ヨモギは生命力が非常に強く、山野の草地や道端などで見ることができます。
なんとヨモギの種類は200~300種類以上あると言われています。日本では約30種類のヨモギがあると言われており、代表的なヨモギが、「カワラヨモギ」、「ニシヨモギ」、「クソニンジン」などがあります。
ヨモギの栄養素
食物繊維
食物繊維は水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維に分類できます。不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して便通を促進します。水溶性食物繊維は、水に溶けることでどろどろのジェル状になり小腸や大腸に貼りつきコレステロールなどの栄養素の吸収を抑制してくれる作用があります。
ヨモギには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。そのため、便秘の改善やデトックスに効果的です。
葉緑素
葉緑素は別名クロロフィルと呼ばれており、植物などの光合成を行う生物が持つ緑色の色素をしています。葉緑素は体内のヘモグロビンの生成を助け、造血作用を促進します。また、構造もヘモグロビンに似ていることから、コレステロールを吸着し、血中コレステロール値を下げる効果があります。
ビタミン
ヨモギには、β-カロテンが豊富に含まれています。β-カロテンは抗酸化作用や癌の予防や、活性酸素の除去してくれるなどの効果があります。活性酸素とは呼吸によって取り込まれた酸素の一部が通常よりも活性化された状態をいいます。そうなることによって、体内でさまざまな成分と反応し、細胞を傷つけてしまう可能性があります。
カリウム
現代のでは、塩分を多く摂取してしまう人が多くなっています。カリウムは体内の余分なナトリウムを体外に排出してくれる効果があります。
したがって、むくみの改善や血圧の抑制、糖尿病などの予防に期待できます。
鉄分
ヨモギには前述したとおり、豊富に葉緑素を含んでおり、増血作用役立ちます。また、鉄分も多く含むため、葉緑素と合わせて貧血予防にとても効果的です。
特に妊娠されてる方は貧血になりやすく、体に酸素がまわりづらくなります。そのため、ヨモギはこういった方々の強い味方となってくれ、非常に人気があります。
ヨモギの効能
美肌効果
ヨモギのクロロフィルには、殺菌作用があり、ニキビの原因のアクネ菌の繁殖を防ぐことで肌の炎症を防いでくれます。美容効果を利用した代表例として、よもぎ蒸しが人気です。よもぎ蒸しはヨモギと複数種類の薬草を混ぜて、その蒸気を利用した美容法です。よもぎ蒸しの具体的な流れは以下のリンクを参考にしてください。
「よもぎ蒸し」の流れ
癌の予防
ワシントン大学の研究チームが、よもぎに含まれる「アルテミシニン」が癌細胞を死滅させる効果があると発表しました。さらに、抗がん剤に比べ34,000倍もの効果があるとのことです。
またβ-カロテンにも抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、がん予防の効果が期待できます。
デトックス効果
ヨモギには利尿作用があるため、体に溜まった老廃物を体外へ排出してくれます。冬の寒くなる時期は、寒さから守るため、代謝機能が低下します。デトックス効果で、むくみ改善や血行をよくして温まりましょう。
体を温める効果
ヨモギは体を温める効果が高く入浴剤としても人気がとても高いです。体の芯から温まるので、免疫力の向上や、冷え性の改善などに効果があります!
よもぎ茶60g 551円
よもぎ茶はアンチエイジングやダイエット、血行をよくするなどの効果が期待できます。
よもぎ青汁100g 2,700円
よもぎ青汁は、お抹茶みたいな粉末で、香りも良く飲みやすいのが特徴です。現座料はよもぎ100%です!
よもぎ羊羹1本300g 1296円
よもぎ青汁の粉をふんだんに使った羊羹です!